北海道新幹線は必要?
昨日の記事でちょっと触れましたが、北海道新幹線ってJR北海道の首絞めるだけじゃないの?って話です。
調べてみると北海道新幹線整備計画は遥か前、昭和47年に出た話のようですね。
当然国鉄時代の話です。
しかし、その後国鉄は民営化されてJR北海道に、走れば走るだけ鉄道部門では赤字が出る会社です。
そのJR北海道は1度も北海道新幹線早期開通などと叫んでいないはずです。
北海道新幹線が整備されれば経営は更に苦しくなるのが分かっていたからでしょう。
推し進めたのは国、そして北海道、特に北海道は陳情を繰り返し早期開通を訴えて来ました。現在は札幌延伸を5年短縮するよう訴えています。
経営するJR北海道を無視して・・・
現に開通が迫って来てJR北海道は多額の資金を北海道新幹線に使わなくてはならず、現状の問題である在来線の車両更新、軌道整備など安全対策に資金、そして人員を回せなくなってます。
キハ285系の開発中止などはいい例ではないでしょうか
今回の北海道新幹線と同じような事例が石勝線・根室本線の高速化事業
平成9年のRJ誌を見ると、国の大都市から中核都市まで3時間台以内との鉄道整備指針と北海道をはじめとする地方自治体の要望により高速化事業が行われたようです。
しかし、高速化が行われたまでは良いのですが、その後は、軌道や車両などの設備に関するメンテナンスに掛かる費用はJR北海道にお任せで赤字が出てても北海道は何も面倒を見ない。
それどころか道東道の整備、航空路線に多額の資金を投入する始末。
今回の北海道新幹線もそうなるような気がします。
JR北海道は北海道新幹線が開業してもそれほど利用客が居ないのも分かっているような・・・
何故かと言うと函館~新函館北斗間に新設されるアクセス列車です。
JR北海道が用意したのは定員731名のH5系に対し、座席定員148人、立ち席も入れて定員441人の733系1000番代3両編成
しかも4編成しか発注していないところをみると、繁忙期でも3両編成で間に合うと予想しているのではないかと
開業当初は珍しさで乗車率も良いとは思いますが・・・
アクセス列車についはまた書くとして、北海道新幹線で事故は絶対起こせません、そのための費用、人件費、人員が必要となりJR北海道にとっては痛い路線になるような気がします。
そもそも東京から函館へ観光、ビジネスで新幹線で移動するでしょうか?
料金は航空機よりバカ高く、所要時間も掛かる、メリットがない
最近、ニュースで北関東からのアクセスは羽田からより良いと言ってますが、果たして新函館北斗行の新幹線がどれだけ停車するのか?
そして、毎日のようにある程度の需要があるのか?
疑問符だらけです。
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